マンスリーマンションは長期出張中の滞在先や、就活の拠点としてとても便利です。ただ、安心して生活するためには、想定されるトラブルやその対処法についても事前に知っておくといいでしょう。この記事では、マンスリーマンションで起こりやすいトラブルとその対処法、トラブルになりにくい部屋を探すポイントなどを紹介します。
マンスリーマンションで起こりやすいトラブルとは
まずは、マンスリーマンションで発生しやすいトラブルを3つ紹介します。
設備や備品、清掃についてのトラブル
1つめは、設備や備品、清掃についてのトラブルです。マンスリーマンションの大きな魅力は、あらかじめ生活に必要な最低限の家具や家電製品が備えつけられていることだといえます。
しかし、なかには契約時に明記されていた設備や備品がそろっていないというケースもあります。のちのち困らないためには、入居後すぐに設備や備品がそろっているか、不具合がないかについて確認しましょう。
また、運営会社の管理状況によっては、じゅうぶんな清掃が行き届いていないことが原因で、部屋に汚れやニオイが残っているケースもあります。このようなケースを防ぐには、可能ならばできるだけ新しい物件を選ぶことをおすすめします。
住環境についてのトラブル
2つめは、住環境についてのトラブルです。マンスリーマンションは集合住宅なので、通常上下階や隣にはほかの人が住んでいます。そのため、騒音トラブルやゴミのトラブルなど、住環境についてのトラブルが発生する可能性があります。
決められた曜日や時間を守らないゴミ出しをはじめ、テレビの音量や夜間の洗濯などが騒音トラブルにつながることもあるので注意しましょう。快適に暮らすためには、住んでいる自治体のルールを守ることや近隣の住民に配慮した行動をとることが大切です。
なお、近隣住民の行動によってあなたが迷惑をこうむる立場になることもあります。そのようなときは、新たなトラブルを発生させないためにも、直接苦情を入れるのではなくまずは運営会社に相談することが大切です。
契約についてのトラブル
3つめは、契約についてのトラブルです。マンスリーマンションを利用する際は、あらかじめ入居期間を決めてから契約する定期借家契約という形式がとられます。また、基本的に利用料金は前払いです。
そのため、途中で解約したくなっても事前に支払った料金が返ってこないケースもあることを頭に入れておきしょう。一方、契約を延長したい場合には、運営会社と再契約をしなくてはなりません。
その再契約の際に、手数料や新たなクリーニング費用が発生することや賃料が変わることがあります。さらに、次の入居者が決まっている場合は同じ部屋を再契約することができません。
契約を延長したくなってからあわてないためにも、契約内容についてはしっかり確認しておきましょう。また、契約を延長したい場合は、なるべく早く運営会社に相談することがポイントです。
もしトラブルが起きてしまったら?対処法をチェック!
ここからは、万が一トラブルが発生してしまった際の具体的な対処法を3つ紹介します。
運営会社に連絡する
1つめは、運営会社に連絡することです。先述しましたが、騒音などによる隣人トラブルの場合、当事者同士で解決しようとするとさらなるトラブルに発展してしまうことがあります。
そのため、困ったことが起きたらまずは運営会社に相談することが非常に大切です。なかには、24時間365日対応可能なコールセンターを設けている運営会社もあります。そのため、心配な人はそのような会社を選ぶと安心して暮らせるでしょう。
でしょう。
写真や動画で証拠を残す
2つめは、設備の不具合や部屋の汚れなどについては写真や動画で証拠を残しておくことです。目に見える形で証拠を提示することで、運営会社により正確な状況を伝えることが可能になります。
「故障かな?」と思ったら自分でも確認するようにする
3つめは、「故障かな?」と思ったら自分でも確認するようにすることです。水が出ない、家電製品が作動しないといったトラブルは、元栓を開く、電池を交換するといった簡単な対応で解消できることもあります。
自力で解決できれば、運営会社に連絡する手間やわずらわしさもありません。場合によっては、家電トラブルが発生した時の対応を動画で確認できるQRコードが設置されていることもあります。そのため、このようなサポート体制が整ったマンスリーマンションを選ぶのもおすすめです。
トラブルになりにくい部屋を探すポイントは?
最後に、トラブルになりにくい部屋を探すポイントを2つ紹介します。
信頼のおける運営会社を選ぶ
1つめは、信頼のおける運営会社やサポート体制のしっかりした運営会社を選ぶことです。具体的には、会社の歴史や規模、口コミ、サポート内容や対応時間の充実度などをチェックしておくとよいでしょう。また、扱っている物件のエリアや数が自分の希望にそっているかをみておくことも大切です。
周辺環境もふくめて自分に合った物件を選ぶ
2つめは、周辺環境もふくめて自分に合った物件を選ぶことです。家賃や最寄り駅はもちろん、治安の良さや周辺にスーパーやコンビニなどがあるかどうかもしっかりチェックしておきましょう。
また、在宅勤務をしたい人なら、インターネット環境が整っているか、防音はしっかりしているかなども重要なチェックポイントとなります。また。備えつけの家具や家電製品、備品なども事前にきちんと確認しておくと、スムーズに新生活を始めることができるでしょう。
まとめ
マンスリーマンションは、長期出張中の滞在先や就活の拠点として便利に利用できる賃貸物件です。しかし、そのほかの住居と同じく、生活する中で思わぬトラブルが発生することもあります。そこでこの記事では、マンスリーマンションで起こりやすいトラブルとその対処法、トラブルになりにくい部屋を探すポイントなどを紹介しました。記事の内容を参考に、なるべくトラブルの発生しにくい物件を探してみてください。万が一トラブルが発生しても、冷静に対処することが大切です。